森のステンドグラス物語 第四話 ゲロッキュウ

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さあ 蛙と鹿の旅の始まりです
トンネルをくぐると、そこは「幻想の森」
森のステンドグラス物語 第四話-1
今日は秋だというのに セミも真夏のように キラキラと
森のステンドグラス物語 第四話-2
突然、可愛いリス君がやってきて 朝ご飯を持ってきてくれました
森のステンドグラス物語 第四話-3
(リス)おはよう
(蛙)おはようございま〜す
(リス)虫団子食べる?
(蛙)うん
みんな やさしいね よかったね
リス君に「ご馳走様 ありがとう」って言うんだよ 笑顔も忘れちゃダメだよ
(蛙)「ゲロゲロゲロッキュウ」
な〜にそれ?
(蛙)「ゲロゲロ」っていうのは嬉しい時の言葉
「ゲロッキュウ」っていうのは ありがとうっていう意味だよ
はいわかりました 蛙語覚えるね バンビスタも蛙語覚えてくださいヨロシク
ところで君の名前聞いてなかったね
(蛙)・・・・・。
ゲロ子って呼ばせてもらっていいかな?
(蛙)イヤダ なんか変 汚らしいもん 可愛くないもん
ぴょんちゃん とか どっぽちゃんとか 可愛い言い方いっぱいあるでしょ〜に
(バンビスタ)だってお前「ゲロゲロ」ってしか言わないじゃん

(蛙)あ〜ん あんたにお前だなんて言われたくな〜い
あたいのこと嫌いなんだ あ〜ん もうヤダ〜
あ〜悲しい 私 消える お家に帰(蛙)る
参考資料
住宅 Y邸のステンドグラス(東京都練馬区)「山の朝 」 マリヨステンドグラス制作
中野区立宮の台児童館/ステンドグラス セミ部分  マリヨステンドグラス制作
9月最後の暑い秋の日でした 続きは月曜日に・・・。小林一夫

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