森のステンドグラス物語 第十六話 家族と住まい

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バンビスタとピョコは、幻想の森の世界から、人間が住む町へとやってきました

森のステンドグラス物語 第十六話

(バンビスタ)
これが人が住む世界か〜
僕はずっと森の中で育ったから初めてなんだこんな場所
夕暮れだというのに何で明るいの?

(ピョコ)
ピョコも幼かったから、良くわからないけど
人間の手は、いろんなモノを作ることができるんだってさ
ここへ来る時に渡った橋もね、人間は何でも作ることが出来ちゃう
夜を昼間に変えてしまう光の魔法を持っていたり
でも、人間の力では作れないものも有るんだって教えてくれた

ねえ、お家の扉の向こうから、可愛い赤ちゃんの笑い声が聞こえるよ
ちょっと待っててね

(ピョコ) トントン ごめんください  トントン

(未来)  誰でちゅか、私、ミクちゃんでちゅ〜
わ〜、カエルちゃんだ
お母さんは買い物行っちゃったよ
もうじき夕ご飯だよ
ねえねえ 入っておいでよ いっしょに遊ぼうよ
あ! 鹿さんもいっしょなんだね
鹿さんもおいでよ 入れないかな?

神奈川県座間市 個人住宅 古城邸のステンドグラス 「メルヘンの街」
マリヨステンドグラス制作・施工

  1. 古城

    発見!って感じで拝見させていただきました。「メルヘンの街」は家族の記念碑として四季の情景を映しながらいつも輝いています。

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