森のステンドグラス物語 第十八話 花と小父さん

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ピョコは階段をピョンピョンと跳ねながら、階段を上がって行きました
森のステンドグラス物語 第十八話-1
(ピョコ)
こんな所に花が咲いてるよ、綺麗な器の中で咲いてる
そうだね、人間の世界では、家の中や庭先で自然の美しさを楽しんでるんだ
雨が降らない日には、お水をあげて大切に育てているんだよ
綺麗に咲くために生まれてきた花
お花に「綺麗だね」って言ってあげると
ますます綺麗に長く咲いていられるんだってさ
花はいつか枯れてしまうけど
花の命は短いけど
いつかまた同じ場所で咲くんだ
みんなに見てもらいたくてね
花は何も言わないでただ黙って咲いている
花はやがて実になって
「やさしさ」という果実が実り
鳥たちが「やさしさ」を求めて巣から舞いあがり、それを食べに来る
花や実を慕って人々や鳥が集まり
鳥たちは綺麗な鳴き声で音を奏でる
いつかみんな元の巣に帰ってゆくけど
そこには自然に道ができて
「出会い」という糸ができるんだ
桃李成蹊
桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す
ピョコ!見てごらん
バンビスタが庭で薔薇の花に「綺麗だね」って言ってるよ
森のステンドグラス物語 第十八話-2
(ピョコ)
(^_-)-☆ 私もお家の中のお花さんに「綺麗だね」って言ってこよっと
森のステンドグラス物語 第十八話-3
お花さん綺麗だね!
花と小父さん(弾き語り)By 小林一夫

小さい花に口づけをしたら
小さい声で僕に言ったよ
小父さんあなたは優しい人ね
私を摘んでお家につれてって
私はあなたのお部屋の中で
一生懸命咲いて慰めてあげるわ
どうせ短い私の生命
小父さん見てて終わるまで
可愛い花を僕は摘んで
部屋の机に飾っておいた
毎日僕は急いで家に
帰って花とお話をした
小さいままで可愛いままで
或る朝花は散っていったよ
約束通り僕は見ていた
花の生命の終るまで
作詞/作曲: 浜口庫之助
歌唱: 伊東きよ子。1967年(昭和42年)
参考資料

花瓶のステンドグラス

ラティスのバラの窓

(有)マリヨステンドグラス制作・施工

4 Responses

  1. みゅう

    本当に一夫ちゃんですかぁ!詩はオジサンだけど決まってるね。

  2. 小林一夫

    ははは ブログに間に合わせるために急いで楽譜つくって即演奏、ミストーンあるけどね・・・。
    みゅうさんとは10年以上会ってないけど、会える機会があったら、ちゃんと練習してからお聴かせしますね。

  3. こんにちは(^^)コメントの記入の仕方ってこれであってますか?さっそくチャレンジ(笑)腰は要ですから大事にして下さいね!それから学園祭頑張って下さ~い。話は変わりますが、先日大好きなTULIPのラストコンサ-トに行ってきました。ギターの安部さんに憧れ私もギターを始めた訳で~安部さんとは共通点が多々あるんですけど、彼も他のメンバ―と違ってこもり系の声なんです(私もそうで~す)で今回はラストだしボ-カルの曲が数曲あるからファンとしては歌って欲しいのに「かたくなに歌うことをしない男がいるんですけどね(笑)」と財津さんにつっこみ入れられてました。私も自分のこもり系の声が嫌いなので、ギター弾きだった頃はLIVEの時は自分の前に決してマイクはセットしないようにというスタイルを貫いて(客席に飛び降りるのにも邪魔だつたし 笑)レコ―ディング時もコ―ラスには一切参加しませんでした(^^;多分安部さんも自分の声嫌なんだろうなぁって感じる訳で!でもファンとしては歌聴きたかったです。声がいいってホントに羨ましいです~(^^)

  4. 小林一夫

    花〜チューリップ〜TULIP
    繋がってますね〜!
    かたくなに歌うことをしない男もいれば
    人の迷惑顧みず
    最後のアガキかなのか解らぬが
    下手でも歌う僕みたいな男もいる
    歌わにゃソンソン、歌えるのも生きてるうちです
    でも、最近は ♪花と小父さん お聴きのように
    声も出なくなってきて
    コードもちゃんと押さえられなくて
    ミストーンも目立ってきている
    メインボーカルさんに頑張ってもらって
    ハーモニーに専念したいのですが
    姫、ボーカルやってくださいね

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