森のステンドグラス物語 第二十四話 ダンデライオン

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11月に入り急に気温が下がり、あわてて冬支度をするバンビスタ
ピョコは土の中で冬の眠りにつき
森の動物達はクリスマスツリーの準備に忙しい
森のステンドグラス物語 第二十四話-1
ライオンが遠くで吠えている
木々は恥ずかしそうに真っ赤な顔して冬支度
秋は肌寒いけれど、まだ毛皮は似合わない
バンビスタにとってライオンが敵であっても
互いに寄り添ってみたいと思ってしまう
太陽の輝きは鈍いが 星だけは透き通った夜空で輝いている
歩き続けた足も今は赤く染まり
ピョコとのとぎれた糸も、白から赤色に変わっていた
バンビスタは遅咲きのたんぽぽにそっと聞いてみた
(バンビスタ)
この森にまだ妖精はいるの?
いたなら妖精に伝えて
途切れた糸を探す僕がいる事を
今の僕はダンデライオン
ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ
作詞:作曲・唄 松任谷由実

参考資料
医療法人 社団至誠会 Y邸のステンドグラス ライオン部分
マリヨステンドグラス制作・施工

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