日本最古の西洋式公園と日本初のテニスコート　テニス発祥記念館

昨年暮れに、晩年を夫婦だけで過ごすための家を現在建築中で、
何処かにステンドグラスを入れたいと、ご夫婦で工房に来られた Ｉ さん
年が明けたら現場でお会いしましょう、とお約束し、今日行って参りました。
近く迄行ったら、わざわざメイン通りで待っていてくださった奥さん
現場まで案内していただきましたが、私はすく家には入らずに
玄関前から見える景色を、奥さんとおしゃべりしながら見ていました。
歴史ある横浜市の山手町の地
元バトントワラー の先生だった奥さんが
「家は、おかえりなさいって言ってくれないと、いやなの」って
おっしゃっていた言葉が印象的で
そして、玄関ドアを開けて、中へ・・・、まだハシゴでしか上がれませんが
吹き抜けの階段を上がって、リビングルームへと続くドア
ドアを開けると、そこから見渡す景色は、山手の森であり
その先には、見えないけれど、海があります。
壁は、息する壁　珪藻土、家も人も生きてる。
ドアも階段もまだだけど　出来上がった空間をいっしょに想像して。
それは、地中海に浮かぶコルシカ島の海にひっそりと建つ家でした
そんなイメージが、I さんご本人からも、
そっと見せてくれた御家族の微笑ましい写真からも、感じられた。
Ｉさんご夫婦の住まいのステンドグラスコンセプトは決まりましたよ
「生き続ける海　生き続ける未来があなたを毎日待っててくれる」
コル（レ）シカない（笑）
帰りに　日本最古の 歴史のある 西洋式公園と日本初のテニスコート
「山手公園」にある　テニス発祥記念館を、ご一緒させていただき
そこにあったステンドグラスを撮影しました。

もしも私が作るとしたなら
遠くでテニスを見ているバンビスタ（シカ）を配置したでしょうか！
お別れした後、別件でみなとみらいに立ち寄り　帰途につきましたが
古・初・みらい、のすべてを見た一日でした。