MARIYO Stained Glass 作家ブログ

森のステンドグラス物語 第二十八話 小さな恋のメロディ

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バンビスタが森を走り続けていた頃 ピョコはやさしい母となり、子供にも恵まれ 幸せな毎日を過ごしていました 小さかった子供達も大きく成長し バンビスタが森の中の小さな教会にたどり着いた頃 ピョコは昔暮らした森に一人で帰り … Continued

森のステンドグラス物語 第二十六話 清らかな水

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しかし、時には、森の清流で疲れを癒すバンビスタ 清らかな水が、長い道のりを走り続けるための力となり また走り、またつぎの清流へと向かう いくつもの秋が通り過ぎて、そこには年老いたバンビスタがいました 走る速さは衰えて・・ … Continued

森のステンドグラス物語 第二十五話 灯りに導かれて

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一人になったバンビスタは、ひたすら森を西の方へ向かっていきます 夜は月灯りを頼りに 昼間は森の全てが緑色にぼやけるくらいのスピードで 脇目もふれずに真っ直ぐに その足は、ある場所へと導かれていきました。 参考資料 M-R … Continued

森のステンドグラス物語 第二十四話 ダンデライオン

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11月に入り急に気温が下がり、あわてて冬支度をするバンビスタ ピョコは土の中で冬の眠りにつき 森の動物達はクリスマスツリーの準備に忙しい ライオンが遠くで吠えている 木々は恥ずかしそうに真っ赤な顔して冬支度 秋は肌寒いけ … Continued

森のステンドグラス物語 第二十三話 秋の風

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秋の風は少しだけ寂しく 冬のように厳しくはない 実りの香りのせい・・・。 秋の風は少しだけ温かく 何もかも包み込んでくれる 懐の深さのせい、、、。 秋の風が思い出のとなりを流れていく 秋の風が思い出といっしょに吹いている … Continued

森のステンドグラス物語 第二十二話 魔女と精霊

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秋の日がまだまだ続くと思っていたバンビスタ 秋の実りをピョコといっしょに分かち合おうとしたのに 大雪になってしまいました 秋の収穫を互いに喜びあおうとする森の精霊に交じって 邪魔しようとする魔女が 季節はずれの雪を降らせ … Continued

森のステンドグラス物語 第二十一話 冬のソナタ

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ぶどうの収穫が終わり 葡萄が生い茂る森の葉は茶色に色づき始めます 冬に備えて支度する動物たち 夏のにぎあいとはうって変わって、森の中は静寂に そして、季節は冬へ 冬支度を終えた動物たちは眠りにつき動物たちの姿もまばらに・ … Continued