製作技術


鉛線ケイム技法のステンドグラス

弊社のステンドグラスは、細かな細工も全て「鉛線ケイム」で製作した本格的なステンドパネルです。
鉛線ケイムはH型の構造で、ガラスと鉛線ケイムの間にエッジクリアランスがあり衝撃を吸収します。
隙間にパテを詰めますので、強度がさらに強くなります。
詳細は、ステンドグラスの作り方をご覧ください。

ホビー用ステンドグラス

  • 薄い銅箔のテープを使用した「カッパーホイル」のステンドグラスは小物やランプなどの制作に適した技法で、ホビー用として急速に広まった技法です。
    本来はティファニーがランプを作るために開発した製作技法で、細かな細工も比較的簡単に作れるため、教室などで主流になっていますが
    エッジクリアランスが無く衝撃に弱いため、大きなパネルの製作には向きません。
    ※ 弊社では全て伝統技法に基づく「鉛線ケイム」技法で製作しておりカッパー(銅箔テープ)は使用いたしません。

特殊技法・特殊ガラス

基本的なステンドグラスの制作技術に加え「特殊技法」や「特殊なガラス材料」を使用することでより豊かな表情の作品に仕上がります。詳細は、特殊技法と特殊ガラスをご覧ください。

ガラス材料

  • 弊社では、ヨーロッパ・アメリカからの輸入ガラスを多数在庫しております。
    均一なテクスチャのガラスから、一枚一枚表情の違うモノなど、ロットによってもその都度違いがあります。
    現在では生産中止で入手出来ないガラスもあり、HP掲載の作品と全く同じ仕上がりにならない場合もございます。
    ※ ガラスのみの販売はしておりません

補強棒とメンテナンス

  • 補強棒の参考例
    補強棒(補強バー)を付ける事で、強度が向上します。
    横・又は縦方向に通す形となり、多少出っ張ります。
    ケイムの「ちぎれ」が無く、パネルが歪んだ場合は補強棒にてメンテナンスすることで改善されます。

サンドブラスト

  • サンドブラストとは
    ガラス表面をサンド(砂)でブラスト(吹き付け)する技術でガラス工芸の分野で古くからある技術です。
    圧搾空気と砂を混合し、ガラス面に吹き付けて模様や図案を彫刻します。

    ※ サンドブラスト(エッチンググラス)のみの販売はいたしておりません。

絵付け技法

  • Stained GlassのStainとは、錆びた、汚れた、着色する、焼付けるといった意味があります。
    グリザイユで陰影をつけて焼き絵付けを施したガラス シルバーステインやエマイユ(エナメル)などで着色(発色)したガラスをケイム(鉛線)で繋ぎ合わせて一つの窓硝子が作られます。
    ステンドグラスとは、絵付けをしたものであり、これが本来のステンドグラスの意味なのです。

    中世の時代 字の読めない人々は、神の教えの物語をステンドグラスによって知りました、また、現代の建築用一般硝子のように, 大きな硝子を作る事ができませんでしたので、ガラスの小片を鉛というステンドグラス材料で繋ぎ合わせて一枚の窓硝子を作りました。
    現在では、ガラス片を、鉛で繋ぎ合わた硝子パネルを総称して言います。

アンティークガラスの作り方

  • ステンドガラス(アンティークガラス)は、吹きガラスの技法吹きガラスの技法で作られ熔解炉で溶融されたドロドロに溶けたガラスを吹竿にとり、空中で吹竿をまわしながら息を吹き込みます。
    再度熔解炉に入れて、表面にエナメルの破片を付ける工程を繰り返します。

  • 最終的に、円筒形のシリンダー型にします。出来上がったシリンダーを硝子カッターで切り炉に入れて柔らかくなったところで平らにしていきます。おおよそ 600mm×750mm位の大きさになります。

  • フランスサンゴバン社のガラスストック
    ガラスの色や種類ごとに番号が付けられ、管理されています。

    資料/写真提供 Y-Glass K
    フランス サンゴバン社 Saint-Just(仏)

  • フランスサンゴバン社のガラスサンプル

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